地球の温度は、太陽から届く日射(光)と地球から放出される熱とのバランスで、平均約15℃に保たれていましたが、人の生活によって地球の温室効果ガス(フロン、二酸化炭素、メタン、一酸化ニ窒素など)が増えて、地球規模の気温上昇が進んでいます。(地球の平均気温は、過去の100年間に約0.6℃上昇してしまいました。)
●地球温暖化が進むとどうなるの?
- 1990年から2100年までに、世界の平均気温が1.4〜5.8℃上昇し、温暖化による海水の膨張と北極、南極の氷が溶け出すことで、海面が平均9〜88cm上昇するという警告が出ています。(IPPCの第三次評価報告書より)
この影響により、海面水位の上昇による土地の喪失、豪雨や干ばつなどの異常気象の増加、生態系への影響や砂漠化の進行、農業生産や水資源への影響、マラリアなど熱帯性の感染症発生数の増加など、私たちの生活にもさまざまな影響があると予測されています。(環境省地球温暖化解説) - 特定フロンの代替物質として、オゾン層を破壊しない代替フロン等(HFC、PFC、SF6)が 開発され、普及してきましたが、これは二酸化炭素の数百倍〜数万倍の大きな温室効果をもっているという問題がわかってきました。
- 地球温暖化の進行を止めるため様々な取り組みが必要になってきており、フロンに関する規制も行われています。