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フロン回収業者紹介、フロン回収技術講習会実施、オゾン層破壊、温室効果ガス
当協議会は、関係事業者、消費者、行政が一体となって、電気冷蔵庫、業務用冷凍機器、カーエアコン等に含まれるフロンを廃棄等の過程で回収し、 回収フロンの的確な処理を推進するため、必要かつ関連する事業を実施していくことを目的としています。

フロンとオゾン層破壊・地球温暖化

フロンとは?オゾン層破壊のしくみ地球温暖化フロン回収
フロンに係る法体系消費者の皆さんへ

フロンとは?

フロンはオゾン層を破壊する主な原因とされる人工物質です。オゾン層が破壊されると有害な紫外線が地上に到達する量が増え、生態系や人体への悪影響が懸念されます。また、オゾン層が破壊されないとして開発された代替フロンは強力な温室効果ガスであるため、地球温暖化の原因にもなっています。

フロンとは?

正式名称:フルオロカーボン(炭素とフッ素の化合物)CFC(クロロフルオロカーボン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)など
 無毒性、不燃性、化学的安定性等の優れた性質を持つことから、カーエアコン、電器冷蔵庫や業務用の冷凍冷蔵機器などの冷媒の他、断熱材の発泡剤などざまざまな用途に使用され、私たちの便利な生活には、かかせない物質となってきました。
フロンの主な使用例

・オゾン層破壊・・・
  •  しかし、1974年、フロンは大気中に放出されると、はるか上空の成層圏まで達し、オゾン層を破壊してしまうということが発見されました。オゾン層が破壊されてしまうと地上に到達する紫外線が増え、皮膚癌や白内障などにかかりやすくなり、動植物の遺伝子も傷つけてしまう恐れがあります。
  •  この問題について、1985年世界の国々が集まり、「オゾン層保護に関するウィーン条約」が採択されました。1987年には「モントリオール議定書」が採択され、国際的にオゾン層破壊物質、特定フロン等(CFC、HCFC等)の規制が始まり、代替物質への転換が進められてきました。
・地球温暖化をもたらす代替フロン・・・
  •  特定フロンの代替物質として、その後、オゾン層を破壊しない代替フロン等が 開発され、普及してきました。
  •  ところが、この物質は二酸化炭素の数百倍〜数万倍の大きな温室効果をもっているという問題がわかってきました。地球規模で気温が上昇してしまう「地球温暖化」の進行の原因のひとつになってしまいます。1992年、地球温暖化を防止するための「気候変動枠組条約」が締結され、具体的な対策として1997年「京都議定書」が採択され、2002年には、日本もこれを批准し、温室効果ガス排出量削減のため、さまざまな対策が進められています。